マーケティング関連の記事を書いていますが、基本思いつきのメモです。なので、記事を信じないでください(笑)

代々木ゼミナールの事業縮小は、マーケティングの失敗にある。

代々木ゼミナールが事業縮小することで話題になっている。
過去には、大量の受験生を教室に押し込んで授業を実施するスタイルと講師のモチベーションを上げる能力によって全盛期を迎えていたが、少子化や授業スタイルが個別授業的なものが好まれるようになったために事業縮小を余儀なくされたようだ。しかし、私はあえて言いたいのだが、何もしなければこうなることは分かっていたのではないだろうか?

少子化が進んでいることは当然のように誰でも知っていることであり、お客様つまりは、親や受験生が個別指導的なものを好むようになってきていることは分かっていたはずである。事実、河合塾など個別授業を売り物にする予備校はまだまだ健在である。私は代々木ゼミナールが事業環境が劇的に変化しているにも関わらず今までのビジネスモデルに固執したことが今回の授業縮小という決断に至った原因だと思っている。

私は、少しはマーケティングに詳しいのでマーケティング観点からも言わせてもらうと、今回の代々木ゼミナールのように外部の事業環境の変化によって今までのビジネスモデルが継続出来ないという事態になることはよくあることである。しかし、今でも生き残っている企業は、その外部環境に自社の資産をいかに適応させるのかという努力をすることによって乗り越えてきた。消えていく企業というのは、例外なく外部環境を軽視して、今までのやり方にこだわり固執した企業ばかりである。

今回の代々木ゼミナールを例にとれば、今までは、受験生に授業を提供することで大学合格を与えることが事業である。しかし、世の中は少子化である。今後もさらに受験生は減少していく。そんな中で受験生だけをターゲットにしていたのでは、必ず売上は減少し、経営は立ちいかなくなる。だから、多くの企業は、自社の資産である講師の能力を受験生だけでなく、学びたいと思っている大人たちをもターゲットにして提供するように事業転換をしているところが多い。また、公文のように海外展開をしたりしている。つまり、今までの受験生への授業提供という事業ではなく、コンテンツの提供事業という新しいマーケティングコンセプトを再定義することで経営を立て直そうとしている。家庭教師のトライなどがやっているように大人のための家庭教師などはその良い例である。しかし、代々木ゼミナールはあくまで受験生にこだわったのだろう。だから、何もできなかったのだろう。どんどん受験生が減っていく毎に売上と利益を減少させていったのであろう。

河合塾などは授業スタイルを受験生や両親の希望に合わせて個別指導スタイルに変更したり、大学院の事業に進出したりして売上と利益を確保しようと努力した。現代のお客様の好みに合わせて変化しているのである。しかし、代々木ゼミナールはそれが出来なかった。それが一番の理由だと私は思っている。

企業はいつの時代にもお客様がいるから存在することが出来るのである。お客様が企業の商品やサービスを買ってくれるから企業が存在することが出来るのである。決して、企業が革新的な商品やサービスを提供しているから存在出来ているのではないのである。代々木ゼミナールは、顧客の変化に全く対応できなかった。というより、適応しなかった。だから、この事業縮小というのは必然なのであると私は思っている。
自分を変化させることが出来ない企業は消えていく運命なのである。

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