マーケティング関連の記事を書いていますが、基本思いつきのメモです。なので、記事を信じないでください(笑)

twitterの情報を鵜呑みにする人の末路

このブログを読んでいる人の多くはTwitterをしている人が多いかもしれない。そして、マーケティングに携わっているだろうから、マーケティング関連のツイートをする人をフォローしていることだろう。さまざまな人のマーケティングに対する考え方に触れることは非常に良いことである。過去であればこのような素晴らしい環境はどこにもなく物理的に近くにいる人からの影響を色濃く受けていた。今は、偏った意見ではなく幅広い情報を手に入れられるという意味においてよい環境といえる。

しかし、それはTwitter上に存在する情報が適切なものであるという前提条件がついた場合である。例えば、Twitter上に間違った見解やどう考えても妄想でツイートしているようなものが氾濫している場合、Twitterの情報から悪影響を受けることが想定されるということだ。

実際のTwitter上のマーケティングに関する情報はどうだろうか?気づている人も多いだろうが、情報として酷いものが多いのが現状ではないだろうか?それは、Twitter自体が必ずしも正しい情報をツイートするためのものではないからだろう。別に、妄想をツイートしてもいいし、その時その瞬間に感じた考えをツイートしてもよい。正しい誤っているかはあまり問題にならない。もし、Twitter上に間違った情報を上げてはいけないという強い共通認識があればTwitterはここまで拡大していなかっただろう。そもそもTwitterはそういう真偽が不明な情報があふれている場所なのだ。

例えば、ある課題に取り組んでいた時、仮説として考えた内容をツイートしたとする。しかし、その後考え方がおかしいことに気づいて自分自身の中で訂正されるということはよくあることだ。しかし、その訂正ツイートする人なんてほとんどいない。仮に訂正ツイートしたとしても訂正ツイートを読まない人も相当数いるであろうから、確実に本人の考えとは違う考え方や間違った情報が流れていくことになる。

Twitterは、正しいのか間違っているのかわからない情報が流れてくる場所だ。また、マーケティングに関する知識も経験もない人が、情報発信のつもりで学んだばかりの情報を発信する人も相当数いるだろうから、そのような人が流す情報というのは、もはや情報ではなく単なるメモである。Twitterはその瞬間の考えや感情を表現しているにすぎず、全体的で網羅的なことを情報発信できるようなものではないのだ。

なぜ、こんなことをわざわざ言うのかというと、何となくではあるがTwitter上のマーケティング関連の情報をそのまま信じている人がいるような気がしてならないからだ。上記に記述したようにTwitterに流れる情報の特性を考えればTwitter上の情報を鵜呑みにするのは完全に馬鹿げた行為だとわかるにも関わらず、信じてしまう人が多いような気がしてならないのだ。

今、Twitter上にあふれるマーケティングに関する情報は、部分的であり、それを補足情報もなしにそのまま受け取ることは危険だ。Twitterは140文字という制限があるがゆえに、人によっていろんな受け取り方もできてしまう点においても真に受けるのは危険だ。マーケティングを勉強している人の投稿ばかり見ていても、変な情報を受け取ってしまい、かつ偏った認識を形成しかねない。これはどんなに著名な人をフォローしていても同じことだ。どんなに文章力が優れている人でも140文字で正確に伝えることは不可能である。

Twitterとの正しい付き合い方は、ツイート内容を軽い情報として受け取ることである。特にマーケティングという答えのない仕事においては、自分自身で考える力が必要だ。情報収集ばかりしていてもマーケティングスキルは身につかない。どんなに本を読んでも知識だけ増えてスキルになっていない人が多いのはそのせいだ。結局のところ、知識を使えるようにする地道な努力をした人だけがマーケターとして認められるのであるから、Twitterなどは情報発信に使ってもTwitterで情報収集をしようとする行為はありえないのである。

Twitter情報をきちんと分別できる能力がなければ、Twitterに翻弄されて終わるだけだ。もし、この情報の良し悪しを判断できないと感じるのであれば、Twitterはやめたほうが得策だろう。例えば、google出身といわれて、そのまま信じてしまう人は危険だ。本当にそうなのかを調べることをしなければならない。もし、調べても分からなかったらそのまま信用しないようにしようというのが正しいスタンスだ。情報の正しさを確かめ、自分の頭で判断するのはビジネスマンとして基本中の基本である。まずは、その基本能力を身に着けてからでないと変な人に騙され翻弄されるだけで終わってしまう。それがTwitterの情報を鵜呑みにする人の末路だ。

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