マーケティング関連の記事を書いていますが、基本思いつきのメモです。なので、記事を信じないでください(笑)

SNSが生み出した「他人との時間の共有」がマーケティングにもたらす意味とは。

最近、とある人のフェイスブックを見ていて思ったことがある。
それは、『タイムラインに表示されるこの人が閲覧したニュース記事を読んだり、本を読んだり、映画を見たり、音楽を聴いたりすることは、この人と同じ時間を過ごしていることと同じだな。この人が過ごした時間を自分も過ごしている。こうやって時間を長期間共有することで私はその人を理解できるようになるし、その人に近づくことが出来る。』ということである。

以前であれば、尊敬する人や目標とする人と時間を共有できるのは物理的に近くにいるほんの一握りの人たちだけだった。しかし今では、フェイスブックやツイッターなどによってその人が過ごした時間の具体的内容を知ることが出来る。そして、その人と同じ行動をしようと思えばできるのだ。

尊敬する人や目標とする人の真似をすることで少しでもその人に近づこうとするのは、今も昔も変わらない。しかし、今と昔で違うのは、今は本人が過ごした時間と非常に近い時間を共有することが出来るという事と、同じような時間を過ごせる人がとてつもなく多くなったということだ。

今の時代、多くの人が自分の情報をSNSで公開している。それは、その人を理解しようとする場合、とても良い情報源である。今まで決して手に入れることが出来なかった生の情報を手に入れることが出来る。それはその人の生きた時間を自分も同じように生きる事につながる情報である。SNSは、その人が過ごした時間を伝えてくれる。それを私たちは受け取り、同じ時間を少しだけ遅れて過ごすことが出来るのだ。

このように様々な情報を共有できる自分たちはとても恵まれた時代に生きていることを実感する。以前ならこんなことは絶対に出来なかった。どんなに尊敬する人でも目標とする人でもその人についての情報は本当に少なかった。テレビや雑誌・本などからの情報だけでその人から直接発信された情報を手に入れるなんて絶対に出来なかった。そんな時代には、目標を達成するためには、自分のそばにいる偉そうな人の言いなりになるしかなかった。自分で考えるなんてことが出来るほど情報が多くなかった。

今はSNSの情報に代表されるように情報が豊富にある。あまりに情報が多くて処理できない程だ。ある意味今の時代は、自分で考えることが必要とされる時代なんだと改めて思う。情報がこれだけある時代だからこそ、自分で考えることが必要とされるようになった。以前なら情報が少ないから考えられる事なんて他の人と大して変わらなかった。だから、情報を持つ人に教えを乞うた。そして、その情報を持つ人を信じるほかなかった。情報を持つものが強く、情報を持たないものが弱い時代だった。ある意味単純な時代であった。でも、今は誰でも情報を持つことが出来るようになった。だから、情報を持っていても何の意味もない。その情報をどう自分なりに活かすかということが求められている。

情報が溢れる時代、価値観も様々だ。いろんな情報があるから当然と言えば当然だ。様々な情報からたった一つの価値観が生まれるなんてことはない。そもそもこの世界は様々な価値観から成り立っているのだから、国民のほとんどが同じような価値観を持っていることの方が異常だ。だから、これからの時代は、情報が溢れるがために生き方もさらに多種多様になってくるだろう。誰かがこれからは「個人の時代だ」と言っていたのも納得がいく。それぞれが生きたいように生きることが出来る。

でも、きっと誰かの言う事を忠実に聞いてきた人にとっては、この事態はとっても生きにくいだろうなって感じる。自分をコントロールしなければならない時代に、自分をコントロールしてもらうことで成長してきた人にとっては、今まで教えてきてもらったことがまったく役に立たないと感じるのかもしれない。今の時代に教育はあまりにも対応できていない。

顧客が賢くなった。という言葉はあまりにも古い。でも、それはこのようなSNSによって他の人と時間を共有することで生まれたことであることは知っておいても良いだろう。顧客が大きく変わったというよりも、影響を受ける源が複数に分かれたと考えることが出来るからだ。結局は、発言力や影響力のある媒体が大手メディアだけでなくなったのである。

そういう意味において、マーケティング担当者が考えなければならないのは、顧客がどのような影響を受けているのかを考えることであり知ることである。これを正確に知ることは困難であるが、このような視点で知ろうとすることは絶対に必要である。

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