マーケティングは「イメージ」を与える行為

マーケティング

Pocket

現代マーケティングに最も必要なモノは、きっとモノの中に顧客と通じる何かを見出しそれを顧客に十分に伝えることにあると思う。中村雄二郎はこう言っている。

「科学が発展して人間の中に科学的な考え方が定着したことによって、人々は科学的な考え方が正しく絶対であると思うようになった。その結果として、人々はモノゴトに対する精神的なものを感じなくなってきた。」

つまりは、あまりにも無機的に考えるあまり、それに対する精神的な影響については考慮しなくなったのである。しかし、人間はそもそも精神的な生き物であり、全てが無機的に考えることは人間にとって非常に苦しく生きづらいものである。だからこそ、無機的な考え方を否定できないまでも精神性を求めているのだと思うのだ。最近のマーケティングには、論理的な説明をするマーケティングが少ない。それは消費者が明らかに論理性などの無機的なものに疲れ果てているからに他ならないからではないだろうか。消費者が求めているのは、感情に訴えるものであり、生きる実感なのである。

特に金融・銀行系のサービスにはこのような精神性を活用したマーケティングが不可欠である。金融・銀行系のサービスはどうしても論理的な説明になりやすいがそのような説明には消費者は日ごろから疲れ果てている。そうではなく、そのサービスが顧客の人生に生活にどんな影響を与えるのか、どんな未来をどんな自分を思い描くことが出来るのかという事を強調する必要があるのである。

今のマーケティングにはモノやサービスにイメージ性や精神性を与えなければならないのである。