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いまを生きる人たちにマーケティングがすべきこと

人間は受け入れることのできない運命に対して夢や神という超人的な何かによって支配されていることを意識することで、受け入れることのできない運命に意味を与えることで納得してきた生き物だと思う。

何か見えない大きなものの力によって自分の運命が決められることを人間はほぼ無条件に受け入れられる。例えばAIが自然界の何か法則に従って動いているものだと言ったら多くの人が従順に従うだろう。自分ではどうしようもない大きな流れだからだ。しかし逆に誰かに自分の運命を決められたいとは思っていない。大きな力によって決められるのはしょうがないし受け入れることは出来るが自分で何とかなりそうな部分に関しては何とかしたいと思っていると言うことである。

受け入れることのできないことに対して、どんなに頭で考えても納得することはできない。なぜこんな状況になってしまったのかという気持ちは、どんなに頭で考えても片付けることはできない。しかし、古代の人類は、そのようなどうしようもな運命を受け入れるために、神が与えた運命であるとか夢のお告げだとかすることで受け入れることができていた。古代の人類にとって、非科学的なことを信じることが出来たからこそできた解決の方法である。

しかし、現代においてそのような超人的なことを信じることは出来ない。まともな人間ではないというレッテルを貼られることになる。それは、これまで人類が個人の意思に反する宿命的な運命や時代の流れを受け入れるために必要としてきた非科学的なものを捨ててしまったからだ。結果的に人類の多くの人が自分自身の運命や時代の流れに適応できないことになるのである。

人間は、科学によって非情な運命に対する処方箋を失ったのである。科学が進化すればするほど、超人的な何か(運命に対する納得感)は失われ精神を病むことにつながるのである。近年のスピリチュアル的なことやマインドフルネスなどが注目される背景には、自分の運命に対して答えを出せない人間たちが多く存在していることがある。

科学を否定するつもりは毛頭ないが、しかし、現代人は今失ったものをどう取り戻せばいいのか苦しんでいる。

各個人が自分の運命に納得し自分自身の運命を生きるために何が必要なのだろうか?そのような時代にビジネスは何が出来るのだろうか?また、マーケティングで出来ることは何なのだろうか?そこに私は可能性を感じる。しょうもない金儲けよりもずっと崇高でやるべきことであり考えるべきことなのではないだろうかと感じるのは私だけだろうか?

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