マーケティング関連の記事を書いていますが、基本思いつきのメモです。なので、記事を信じないでください(笑)

質の高いデータが簡単に手に入るようになる未来に必要となるマーケティング担当者の知見とは何か?

よく言われることであるが、改めて感じたことがある。それは、データ分析の専門家でなくてもデータを読み取り発想を広げ、データを活用するスキルが多くの人にも必要になるということである。手元にあるデータから顧客がどのような心理の変化があり行動を変化させているのかを正確に想像する力が必要になってきていると感じるのである。あなたは、データの数字を見たときに、顧客の心理や行動をリアルに想像することができるだろうか?これからの時代、そのようなスキルが必要になってくるはずだ。

「売りドキ!予報」と言うサービスを気象庁が始めたそうだ。過去の天気データとPOSデータをAIで分析して、今日の天気をもとにして何の商品が売れるのか?を予測してくれるサービスである。そして、このシステムは月額5万円~利用することが可能で、比較的小さい企業でも十分に活用することが出来る。しかも、今日はどの商品が売れる傾向にあるのかを7段階の指標で教えてくれて非常に分かりやすい。細かい表にギッシリと詰まった数字を読む必要がないのだ。このサービスは、一般的な職種で数字に触れることがあまりない人でも十分に活用出来るサービスだと思われる。

最近のテクノロジーの流れは大体このような可能な限り分かりやすく誰でも使えるようなものが多い。なぜなら、現代において顧客は出来ることが多いツールよりも、分かりやすいもの理解しやすいもの使いやすいツールを好むからだ。今後もこのようなツールが出てくると考えられる。

このようなツールが広く普及するようになると何が起こるのだろうか?それは、これまでデータ分析という分野とは縁がなかったけれども顧客の心理や行動を熟知している人にもデータという武器が行き渡るようになるということである。現代のようにデータを簡単に使えなかった頃には、優秀なマーケティング担当者は、顧客をひたすら観察し、顧客と会話をすることで顧客を理解しようとしていたものだ。そのような人たちの中には、そのような地道な努力によって売上利益を拡大してきた人がいる。しかし、一方で勘に頼ることと紙一重の部分もあり、批判される人も大勢いた。

そのようにデータに頼らずマーケティングをしている人は、現代においても多く存在する。これは批判ではない。まだ多くの業界においてそう簡単にデータを活用出来るような環境にいる人は実際ほとんどいないからだ。まだ今は、データを「売りドキ!予報」のように分かりやすく整理することは難しいのが現実である。そのため、今は顧客を観察し、顧客と会話するような地道な努力をすることは必要なことであり、とても大切なことなのである。

しかし、このような地道な努力を続ける人に「売りドキ!予報」のようなツールが行きわたるとどうなるだろうか?私はとても大きな成果を生み出せるようになるのではないかと考えている。どういうことかというと、顧客心理や顧客の行動をデータと照らし合わせることが出来るようになるということである。それはつまり、これまで勘と隣り合わせだった彼らにデータという信頼できる武器を与えることで、より信憑性の高い仮説を導き出せるようになるということである。

これまで勘に頼っていた部分を数値を通して見れば、自身の勘のどこが間違っていてどこが正しいのかを知ることができる。そして、失敗を減らし、成功する確率を高めることが出来るのではないだろうか。

また、よく言われることであるが、データそれ自体は何も語らない。どんなに様々な角度からデータ分析をしたところで、そのデータを見る人の顧客理解の程度によって生まれる価値はまったく異なる。何も顧客を知らない人がデータを見たところで意味が分からないが、顧客を知っている人がデータを見ると、顧客が何を思いどんな行動を起こしているのかをデータからリアルに想像することが出来る。そして、何をどうすればこの数値を改善できるのかが見えてくるのである。

データサイエンティストを雇っても、上手くデータ活用が出来ないのはこのような原因があるのではないかと思っている。データ分析はプロでも顧客理解においては劣っているために、数字しか見えない状態になってしまう。本来であれば、価値あるマーケティングは、深い顧客理解とデータの組み合わせで生まれるものなのだから、データサイエンティストに多くを期待してもダメなのである。

「売りドキ!予報」のようなサービスが次々に生まれれくる未来において必要なものは何だろうか?それはデータ分析の知識ではないだろう。今後は統計学やPythonの知識はなくても分かりやすくデータを見ることが出来るようになるはずだ。「売りドキ!予報」のようなサービスをどんどん活用すれば良いのだ。デジタルな知識は必須のスキルではなくなるのではないかと思っている。

もしそうならば、今後優秀なマーケティング担当者に必要になるものは、きっと深い「顧客理解」なのだと思う。価値あるマーケティングが深い顧客理解とデータの組み合わせから生まれるのであれば、我々が必ず習得しておくべきことは顧客理解のはずだ。分かりやすくまとめられたデータと顧客の心理と行動を照らし合わせ新しい価値を生み出していくのが未来のマーケティング担当者なのだと思う。

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