マーケティング関連の記事を書いていますが、基本思いつきのメモです。なので、記事を信じないでください(笑)

「人生はダンスである」という言葉とマーケティング

人生はダンスである。ということを誰だか分からないが著名な人が言っていたような気がする。彼の言葉の意味はこんな感じだったはずだ。

なぜ「人生はダンス」なのか?というと、人間は死ぬまでリズムに合わせて動き回り、その動きによって人を魅了することが出来るからだ。リズムには様々なものがあり、リズムとダンスが合わない場合もある。逆に、リズムに合致したダンスというものも存在し、そのような場合は非常に多くの人を魅了することが出来る。

しかし、人生において人間は自分の好きなリズムを選ぶことが出来ない。なぜなら、人生におけるリズムとは、その国の考え方や環境であり、両親や兄弟の考え方や接し方であり、会社の仕事のやり方や考え方のことだからだ。人生におけるリズムとは、まさに私たちが囲まれている環境のことであり、私たちはこの環境に合わせて生きていかなければならないということである。

一方で、私たちは好きなダンスを持っている。ここでのダンスの意味は、自分自身の考え方であり生き方であり感性のことである。しかし、多くの場合、自分自身のダンスは私たちが直面するリズム(環境)と合わない。そのことに多くの人が悩んでいる。しかし、一部には今の時代のリズムが自分のダンスと非常に良くマッチしていることがある。そのような人は、人々を魅了することになる。

人生はダンスであるという言葉には、われわれ人間は、与えられたリズムの中で自分のダンスをせよということを言い表している。人生とは、リズムにダンスを合わせることである。しかし、自分のダンスでなければリズムに「踊らされるだけ」になってしまうということも言い表している。私たちは、置かれた環境に合わせながらも、自分自身を表現しようとする狭間の中で苦しんでいるのだ。

この話は、個人だけの話ではない。企業でも同じである。企業の置かれた環境(リズム)に合わせてどう適応していくのか?ということであり、そのような中でもリズムに踊らされ、翻弄されるのではなく、その企業自身のダンスを見せていかなければならないということである。そのような中で、ある企業はリズムに合わせるだけで自分自身のダンスを忘れてしまい、リズムが変われば衰退していく。逆に、リズムに合わせず自分自身のダンスを押し通すことで、誰も振り向いてくれずに消えていく企業がある。

生き残る企業とは、いつの時代も置かれた環境(リズム)に自分自身のダンスを可能な限り合わせようとし、それに成功した企業である。

マーケティングとは、時代のリズムを読み取り、さらに企業自身のダンスをよく知ることで、自社がどのようなダンスに変化すれば良いのかを探り、実行していくプロセスである。私たちの周りにあるリズム・環境は変えることは出来ない。私たちはこのリズムの中で生きていかなければならない以上、私たち自身のダンスを変化させなければならない。そのような中で、マーケティングはどのように変化し、適応するべきなのか?を考える役割を持っているのだ。

顧客が社会が今どのような状況にあるのか?そのような中でどのように生きることが最もベストなのか?を自社のダンス(価値観・リソース・能力など)を見極めて戦略を考えなければならないのだ。それがマーケティングである。だから、マーケティングは、今の時代のリズムを誰よりも理解していなければならないし、その自身のダンスに心から共鳴し感動していなければならない。

マーケティングとは、顧客のダンスをさらにより良くする行為でもある。顧客のダンスが受け入れられる機会や場所を提供する行為であり、顧客のダンスの素晴らしさが分かる人を探して連れてくる行為であると思うのだ。マーケティングによって、企業自身が環境に上手く適用するために、顧客のダンスを今の時代のリズムに合わせるお手伝いをすることが大切なのだと思う。

人は死ぬまで踊り続ける。人生は自分を表現し続ける行為である。マーケティングは、その人生を素晴らしいものとして受けとめ、顧客自身のダンスを素晴らしいものにするお手伝いをするものである。

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