コンテンツマーケティングがもてはやされて、だいぶ時間が経ちましたがいまだにコンテンツマーケティングに取り組み始める企業は多いです。それだけの価値のあることの証明なのだと思います。この私もこのブログを通じてマーケティングの知識をまとめて自分のものにするために活用しているわけですので、続けること自体に価値があることは理解できます。
しかし、コンテンツマーケティングをやり始めるとほとんどの企業が直面する問題があります。それは、コンテンツを作り続けることが出来ないということです。実感としては、半分以上の企業が途中で頓挫しているのではないでしょうか。
今回は、どうすればコンテンツを継続して生み出すことが出来るのか?について私なりの考え方をお伝えできればと考えています。
いきなり答えを言うと、「コンテンツを作り出そうとするのではなくて、あるものをコンテンツ化する」ことを心掛けることです。
既にあるものは、人によっては十分に魅力的でありコンテンツになり得りえます。例えば、23歳女性・新社会人・長崎県出身の人の思考は十分にコンテンツになりますし、出世争いをするビジネスマンの葛藤もコンテンツになります。BtoBで言えば、どのように企画を考えているのか?も人によってはコンテンツになるわけです。
私は「人によってはがポイント」だと思っています。自分自身では何にも面白くないことでも、人によってはとても面白いのです。分かりやすいのはSNSです。TwitterやFacebookなどのSNSを眺めていると、いつ何が起きてどう感じてどう行動したのか?結果どうなったのかという日々は面白いものです。映画やドラマでも、自分とは異なる人間の人生というのは、なぜか興味深く感じるものです。
最近は、Youtubeを見る人も多いと思いますが、彼らがアップしているのは「日常」です。今日は何をして何を考えたのか?を話している動画をアップしているだけです。それでも20万再生を獲得出来ているのは、その人の人生が垣間見れるからに他なりません。それだけでも十分に面白いということなのです。
あるものをコンテンツ化することが大切
結局なところ、コンテンツを作りには自分自身の周りで起こることをコンテンツ化していくことが最も継続できる方法だということです。オウンドメディアでも、日頃の考え方や出来事をアップするだけでも見る人によっては十分に魅力的だということなのです。まずはそのことを理解することで「継続する」ことは可能になると思います。
こんなことを書くと、「それで成果が出るのか?」と言われそうです。もちろん、それだけでは成果は出ません(笑)。あくまで継続するために必要な要素でしかありません。しかし、継続しなければ効果が見込めないコンテンツマーケティングにおいては必要不可欠な要素であることも間違いないと思うのです。
この「継続」が基礎として確立されたら、次に考えるべきことは「誰に」「どんなコンテンツ」を提供することが成果につながるのか?を考えることです。自分たちのコンテンツとして何があって、それらはどんな人にとっては魅力的に映るのか?そして、その人たちは自社のビジネスに貢献する人なのか?を考えることです。
これはすぐに分かるものではありません。なので、やりながら考えていくことが必要です。コンテンツマーケティングは地道な作業の連続です。あまり、真剣になりすぎるのでもなく、でも考えるべきことは考えるという「丁度良い緊張感」を保てるのかがとても重要だと感じています。