Account Engagement(旧Pardot)の設定をしていて注意した方が良いことがあります。
それは、Account Engagement (旧Pardot)は連続したフォーム通過に対応出来ないということです。
例えば、フォーム通過した時に自動返信メール送信を完了アクションで設定することが出来ますが、連続して2回フォームを通過した場合(かつ、異なる内容を記入した場合)、2回目のフォーム通過の入力内容が自動返信メールの差し込み項目に掲載される可能性があります。
この原因は自動返信メールが送信される処理速度にあります。フォームを通過した際に自動返信メールを送信する処理が発生しますが、実際に送信されるまでに1分〜最大10分程度かかることがあります。仮に2回連続してフォーム通過したとして、2通ともフォーム通過の10分後に自動返信メールが送信されるとどうなるでしょうか?
実は、そのような場合プロスペクトの値が自動返信メール送信前に2回目のフォーム通過によって上書きされてしまうのです。なので、結果的に1回目に入力した値はプロスペクト上には残っておらず2回目に入力した値が1回目のフォーム通過の自動返信メールに表示されることになるのです。
実際、Account Engagement (旧Pardot)には10分間フォーム通過させない機能が存在しています。これは正直なところ連続したフォーム通過をされると正常に自動返信メールを送信出来ないことを暗に意味していると勝手に思っています。
よく大量にカタログダウンロードフォームを用意している企業がありますが、あのような企業の場合、お客様が連続してフォーム通過することはよくあることだと思います。しかし、上述したようにAccount Engagement(旧Pardot)は、連続したフォーム通過は非常に苦手ですので注意しましょう!